”いにしえの香”はこうして生まれた。戸田タチバナとの運命的な出会いと挑戦。前編

沼津市戸田。
日本固有の柑橘の原種、橘(タチバナ)の自生地です。
ここ戸田で、このタチバナと運命的に出会い、今、新たな挑戦をしている女性がいます。
ヘルスケアセラピストの狩野順子(カノウジュンコ)さん。
ご自身がストレスによる過労から大病をした経験から、「心と身体」の両方向からのアプローチによって、女性の悩みに向き合う「カリーシア・ネオ」の代表をされています。
アロマテラピーと運動によって女性の悩みに向き合っているなか、彼女はある時、運命的な出会いに恵まれます。
それが、まさに戸田タチバナとの出会いでした。
沼津市出身の順子さんは、ある時、自分が生まれ育った土地に「原種遺伝子を持った戸田タチバナ」があるということを知ります。そして、それについて調べるうちにすっかりその上品な香りに魅せられ、「いつかこの香りで物語を作りたい」という夢を抱きます。
行動派の狩野さん。
すぐに実際に戸田を訪れ、地域のさまざまな人との出会いにも恵まれました。
なんとか戸田タチバナの香りを活かすことができないだろうかと模索していたところ、精油が販売されいることを知ります。そこから、戸田森林組合や戸田橘香房など、地域のみなさんの協力を得ながら、少しずつ彼女のインスピレーションの原点である「いつかこの香りで物語をつくりたい」という夢をかたちにしていきました。
こうして生まれた「いにしえの香」。
彼女の夢に対する情熱と、戸田の地域の皆さんの「戸田タチバナ」への想いが運命的に出会い、生まれた奇跡の結晶です。
この「いにしえの香り」をより多くの人に知ってもらいたい、そして、不調に悩む女性だけでなく、現在のコロナ禍で日々ストレスと戦う日本のみなさんの健康に少しでもお役に立てたら!という想いのもと、現在、彼女は大きな挑戦をしています。
それは、「MIRUIプロジェクトVOL.20|沼津戸田橘が香るアロマエアミストを届けたい!」というクラウドファンディング。「金額よりも多くの方にいにしえの香りを手にとってもらえたら」と、話してくださいました。
彼女の想いと戸田の皆さんのタチバナへの想いが、一人でも多くの人に届きますように。
後編に続きます。