【沼津の南の風景】憧れの梅干しづくり。オフクワケという幸せな循環。

梅干しづくりに憧れて、ウン十年。
沼津の南エリアに来て、やっと昨年、はじめて挑戦することができました。
しかし、昨年は大切なプロセスをすっ飛ばしてしまった・・。
(詳しくはこちらへ)
今年こそちゃんとやります!
ということで、むかえた2021年の梅の季節。
しかし、なかなか梅の収穫に行く時間がとれず・・・・。
結局、心優しい友人がたくさんの梅を譲ってくれました。
あぁ、ありがたい・・。
梅の処理もみんなで。
一人よりもみんなでやったほうが楽しい。
美味しい梅干しを想像しながら、みんなでする仕込みの作業は、
とても幸せな時間でした。
梅を塩につけて数日後。
気づいたら、こんなに梅酢があがってきました。
次にやるべきは紫蘇をいれること。
まさに、わたしが昨年すっかり忘れていたプロセスです。
今年こそは!
と思ったものの、紫蘇ってどこで手にはいるんだろう?と考えていたら、
これまた偶然、紫蘇を持て余している友人発見。
これはもう、運命としか思えぬ!と思い、すぐに友人に連絡をとり、収穫させていただく。
はぁ、なんともありがたい。
そして、次にやってくるプロセスは・・・。
干すこと!
これが、最大の難関かと思われるけれど、道具がない・・・・。
と思っていたら、Facebookのオフクワケというグループに「このザルいりませんか?」との投稿が。
今回の梅干しづくりは、なんだか導かれているとしか思えないような展開の連続!
これ使わないけど、捨てるのは、モッタイナイというモノがあれば掲載して、そのモノが欲しい人は取りに行く。といういわゆるオスソワケとして利用して頂ければ、幸いです。〜オフクワケ由来〜御裾分け(おすそわけ)は、「裾分(すそわ)け」の丁寧語である。お福分けとも。他人から貰った品物や利益の一部などを、さらに友人や知人などに分け与えること。「すそ」とは、着物の裾を指し、地面に近い末端の部分というところから転じて「つまらないもの」という意味がある。よって、本来目上の人物に使用するのは適切ではない。一方、お福分けは「福を分ける」意味であるゆえ、目上の人物に使用しても失礼に当たらないとされている。
つまり、不要になったものや過剰にあるものなどを、それを必要としている人にオスソワケするというものです。
ぶっちゃけ、そんなに高いものではないかもしれないけれど。
でも、新品を買うよりも、このタイミングで出会ったその投稿に何か運命的なものを感じて。誰かが使わなくなったものを、譲っていただく。それは、地球の限りある資源を大切にすることにもつながるし、そういった気持ちの交換でもある。
そんな体験をしたくて、このザルを迎えに伊東まで行った。
予想通り、とても素敵な出会いをいただきました。
モノだけでなく、人との出会いも。すべてが嬉しい。
こうして、人もモノも循環していく。いつでもすぐに手に入る新しいものを買うのではなくて。
こういった文化を大切にしているこの地域の人たちは、やっぱりとても素敵だなと思います。
これから、このザルをみるたびに、なんだかふわっとした気持ちになるんだろうな。そして、もちろん梅干しも。
今年の梅干しづくりは、いろんな幸運に恵まれて、
今のところ、かなり順調です。
つづく・・・・

























