【文学散歩】沼津市ゆかりの作家、井上靖の青春時代に触れられる、知る人ぞ知る場所(沼津市下河原町)
どうも、のんべえです。
今日はいきなり本題。
現在、沼津市には名誉市民の称号を贈られた方が5人います。
そのうちの1人が作家の井上靖さん。
文化勲章を受章され、日本ペンクラブ会長も務められた昭和の文豪です。
県立沼津中学校(今の沼津東高校)卒で、青春時代を沼津で過ごされています。
自伝的小説「夏草冬濤」に当時のことが描かれています。
そんな偉大な方なので、市内には井上靖文学碑がいくつもあります。
有名なのは千本浜公園内のこれ。
また、沼津駅前にはこれ。
このほか、沼津東高校内や、市民文化センターのところなどにも文学碑があります。
今日ご紹介するのは、知る人ぞ知る文学碑。
お向かいには欧蘭陀館。
そしてその周りには、ご本人をはじめ学友のみなさんが当時詠んだ短歌や詩がぐるっと。
作家のプロデビュー前の作品だけでなく、友人たちの作品まで刻まれている文学碑は珍しいんじゃないかな。
井上靖さんがこの碑に込めた青春時代への思い、仲間たちへの思いが伝わってくるようで、いわゆる文学碑とは異なる趣があります。
井上文学ファンはもちろん、興味のある方はぜひ訪ねてみてください。
妙覚寺
静岡県沼津市下河原町2丁目1147−1