【密着取材】小学生が戸田のタチバナでマーマレードづくりに挑戦したよ(ゆめとびら体験塾)
どうも、のんべえです。
毎日寒いですね。
冬至が過ぎ、クリスマスも今日で終わって、今年もあとわずか。
こたつでみかんを食べながら年末を待つのみ。大掃除しろ。
みなさん、みかんの原種をご存じですか?
日本固有の柑橘は2種類だけなんですって。
橘(タチバナ)と沖縄のシークァーサーだけと言われています。
沼津市戸田はタチバナの自生地で、自生の北限なんだそうですよ。

先日沼津市が開催したゆめとびら体験塾で、
小学生のタチバナ収穫体験と、
タチバナマーマレードづくりに密着してきました!
沼津市によると「ゆめとびら体験塾」は、
市内在住・在学の小学4~6年生を対象に、本市の施設「ゆめとびら舟山」で、ヒトやモノ、実社会に触れること、特に本市の恵まれた資源を活用した学校や家庭では経験できない「自然体験」を中心とした体験型の学習により、自ら学び考える力や様々な物、事への興味・関心・意欲を育むことを目的として開催しています。
とのこと。
土曜日の朝、沼津市役所に参加者(小学生30人くらい)が集合しました。
一行がバスでまず向かったのは、戸田饗の里公園。
「饗」は「もてなし」と読みます。

公園の一角にタチバナ農園があります。

たわわに実ったタチバナの実。


戸田森林組合の山田さんの説明を聞いてから~

タチバナを収穫!

タチバナの特徴はその香り。
引っ張った瞬間、さわやかな香りがほとばしります。
素手で作業すると、指がとってもいい香り(笑)。

1人あたり30~40個くらい収穫。
お次はゆめとびら舟山に移動して、マーマレードづくりです。

これが結構手間暇のかかる作業でした。
まずは手洗いをして、エプロン・ヘアーキャップ・ビニール手袋で完全武装。

戸田橘香房の堅持さん・山田さんの指導で作業開始!

まず、収穫したタチバナを丁寧に洗って~

洗ったタチバナの水気を拭いて~

包丁で横に2つに割って~

果汁を絞って〜種を取り除いたら~、

果皮から薄皮を取り除いて~

1時間ほどで、タチバナが果汁と薄皮と果皮に別れました!
薄皮をスロージューサーにかけてさらに果汁を取り出して~


包丁やハサミで果皮を小さく刻んで~

水にさらして~

初日の作業は終了!
一晩水にさらして、果皮のアクを抜きます。
ちなみにこの夜、子どもたちが入ったお風呂はゆず湯ならぬタチバナ湯だったそうです!
さて翌日。
作業開始です!
まず、水にさらしておいた果皮を煮て~

温度が60℃になったら火を止めて~お湯を捨てる!
しっかりと水気を切って~

砂糖を入れて混ぜる!
そこに昨日絞った果汁を加えて~、絶えずかき混ぜながら煮る!

糖度計を確認しながら砂糖を足していって~


糖度が54度になったら、さらに10分煮て~

最後にもう一回果皮とシロップに分けて~

煮沸消毒しておいた瓶に~

果皮とシロップを詰めて~

やっと完成!
冷めるとマーマレードっぽくなるそうです。

2日間頑張ったご褒美は、残ったシロップを炭酸水で割ったタチバナスカッシュ!

みんな「楽しかった!」と目を輝かせていたのが印象的でした。

ゆめとびら体験塾では、これまでに
深海魚選別体験や、

ツリーイングなど

戸田ならではの企画を行なってきました。
来年度はどんな体験ができるかな?
楽しみです。
ゆめとびら船山
静岡県沼津市戸田2558-1
余談1
今回の記事、ぬまつーとしては画期的。
そのままマーマレードのレシピとして活用できます(笑)。
ちなみにタチバナ2kgに対して砂糖を1kg弱使いました。
余談2
タチバナマーマレード、少し分けていただきました。
家でクラッカーにのせて食べてみたら旨かった!
