笑顔がとても素敵なヒト。
彼女が笑うと、まわりが一瞬、ぱあっと明るい空気に包まれるよう。私が初めてTataさんにお会いしたときの印象はそんな感じでした。


Tataさんこと中田辰美さんは、着物のリメイクをしています。

「タンスのなかで眠っていた着物や反物を新しいかたちに生まれ変わらせて、日常のなかで気軽に着られるようにしたい」という想いのもと、約10年前から「ナチュラルTata」として活動を開始。

そして、このたび「Relive〜自然素材のきもの〜」と題して、9月10日（木）〜14日（月）、内浦長浜にあるゲストハウスNORAで彼女の個展が開催されます。

今回、展示販売される作品をいくつか見せていただきました。


可愛らしい、赤のツーピース。
ところどころに散りばめられた小さな模様は、なんと、てんとう虫！



花柄のワンピース。
思い切ったデザインで、とても着心地がいいんだそう。

さわやかな白を着ると、その日一日がさわやかな気分で過ごせそう。


こんな個性的なデザインも！


「一般的に”着物のリメイク”というと、留袖など古典的なものが使われ、けっきょく普段使いとしては生かされずにタンスの中に後戻りしてしまうケースが多い。そうではなくて、”日常のなかで気軽に着ることができるように”ということを大切にして作っています」

たしかにTataさんが作るものは、一見”着物のリメイク”とは思えないような現代的なデザインばかり。

素材も、絹、木綿、麻など、さまざまなものを使用しています。



「父が亡くなった時に、叔母が父の着物を使って、私と姉のために黒いスカートを作ってくれたんです。”お父ちゃんが来ていた着物で作ったスカートだよ。黒いスカートは使えるからね” と言って」

その出来事は当時のTataさんにとって衝撃的だったという。

「その時に、私もこういうものを作ってみたいと思ったんです」



Tataさんは、定期的に西浦で「ひとはり」という裁縫教室も開催。

「”ひと針ずつすすめれば、なんでもカタチになる”という想いからこの名前にしました。自分のものを自分で作ることができる喜びを知ってもらいたいんです」

（※現在は、コロナウイルス感染拡大防止のため、お休み中）

また、無農薬栽培で綿花を育て、布団を作ったりもしているそう。Taraさんの作るものは、どれも丁寧な想いのもとに作られています。



今回、会場となるゲストハウスNORAは築70年の古民家。
まさに、Tataさんの作品とピッタリの空気感。

期間中は、カフェとしてランチやスイーツなども提供されるとか。

私も大好きな場所のひとつです。








今回は50-60点の作品数を予定されていて、展示されているものは全て販売もされているとのこと。もしかしたら、お気に入りの一点に出会えるかもしれません。

この機会にTataさんと彼女の作品に会いに、ぜひ内浦に遊びにきてください。


Relive 〜自然素材のきもの〜

日時：2020年9月10日（木）〜14日（月）
10:00-17:00 (最終日は16:00まで）

会場：ゲストハウスNORA 
沼津市内浦長浜121　駐車場有　お電話ください。
TEL：080-5132-6431 （中田）
カフェ　11:30-14:00