【懐古】昔、沼津に具がほぼキャベツのメンチがあったの知ってる？ 千本惣菜店の思い出
ライター：
のんべえ@ぬまつー
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この２年半で多くの開店情報・閉店情報をお伝えしてきました。
かたや沼津に生まれ育って半世紀近くののんべえ＠ぬまつー。
この数十年間で多くの開店・閉店を目の当たりにしてきました。
トシのせいか、閉店してしまったあの店の味が無性に懐かしくなることがあります。
沼津市浅間町にあった「お惣菜 味の千本」もそんな店の一つ。
通称「千本」または「千本惣菜」。
近所には花見煎餅や川うがあります。
惜しまれつつ閉店したのはいつ頃だったかなあ。
まだ２０年は経ってないと思います。
だいぶ色あせてきましたが、外観は昔のまま。
千本惣菜は、昔ながらのお惣菜の店でした。
僕が小学生の頃、まだ土曜日は半日授業がありました。
帰宅して、母親に「お昼は千本。お使い行ってきて！」と言われるとうれしかったものです。
レギュラーメニューは、たしかこんなラインナップ。
- コロッケ
- メンチ
- イカ団子
- 揚げ餃子
- シューマイ
- ポテトサラダ
- 煮豆
コロッケ・メンチの衣は、細かめのパン粉で、薄め。
コロッケは丸々していてホクホクのタイプでした。
そして千本惣菜といえばメンチ。
メンチカツではなく、メンチ。
メンチカツではなく、メンチ。
どうやって固めていたのかわかりませんが、衣の中が粗みじん切りのキャベツなんです。
（たぶん）肉なし！
入ってたとしても体感では９割９分の具がキャベツ。
メンチっていうのはキャベツ料理だとずっと思ってました。
高校生の時にはじめて桃屋のメンチカツサンドを食べたとき「なんじゃこりゃ！」って叫んだもんね、マジで。
桃屋のメンチカツ
桃屋のメンチカツ、美味いんです。
美味いんですけどね。
キャベツが入ってると思ってかぶりついたら、中にはお肉がぎっしり。
桃屋のメンチカツ(断面)
わかっていただけます？ この「これじゃない」感。正直に言うと、子どもの頃はメンチよりコロッケ派でした。
あんまり野菜が好きじゃない子どもだったのかな…。
大人になってからその唯一無二の美味さに気づきました。
あるよね、そういう食べ物。
あと、好きだったのがポテトサラダ。
千本はサラダも独特で、一言で言うと水分多めでした。
量り売りで、ビニール袋に入れてくれます。
ちょっと酸味があるマヨネーズの味がさわやかで美味かったなあ。
イカ団子も大人になって見方が変わったメニュー。
３つ串に刺さって売ってたんですけど、とにかくビールに合う(笑)。
３つ串に刺さって売ってたんですけど、とにかくビールに合う(笑)。
実は、千本と同じようなメンチやサラダを出す店が三島にもありました。
広小路駅の近くにあって、たしか名前は根上屋さん。
千本の閉店後に見つけて、しばらく通いましたがこちらも間もなく閉店。
具がほぼキャベツのみのメンチは完全に思い出の味になってしまいました。
現在の沼津で、メンチといえば極メンチ（きわめんち）。
大手町にあるCious Deli／シャスデリで購入できます。
大手町にあるCious Deli／シャスデリで購入できます。
牛と豚があって、豚は「キャベツ包み豚肉100％メンチカツ」です。
試しに聞いてみました。
「昔、具がほぼキャベツのメンチがあったの知ってます？」
食べたことはないけどご存じだったそう。
キャベツを入れることは千本惣菜店の噂から思いついて、試行錯誤の末、豚肉でキャベツを包む形になったんだとか。
美味いんですよ、これも。
豚肉の旨みを最大限に引き出すため
・国内豚舎直送の厳選挽肉使用
・ざく切りキャベツを肉で巻く新調理法
・隠し味の利いた自然調味料のみ使用 とのこと。
勝手に千本インスパイア系と命名(笑)。
美味いんですよ、これも。
豚肉の旨みを最大限に引き出すため
・国内豚舎直送の厳選挽肉使用
・ざく切りキャベツを肉で巻く新調理法
・隠し味の利いた自然調味料のみ使用 とのこと。
勝手に千本インスパイア系と命名(笑)。
極メンチのキャベツ包み豚肉100％メンチカツ
極メンチのキャベツ包み豚肉100％メンチカツ(断面)
あ、Cious Deli／シャスデリはスープカレーも絶品ですよ！
ライター： のんべえ@ぬまつー
のんべえ@ぬまつー
