孤高の版画家、山口源。源さん顕彰事業として「シルクスクリーンでDIY!」プチワークショップが開催されます。
市民文化センター小ホールの緞帳に描かれた謎の版画。沼津にゆかりの深い版画家、山口源の「能役者」という作品です。木片を使い、禅の境地を表したという深い作品で、山口源の代表作ともなっています。
(画像は沼津市公式ホームページより)ちなみに、この「能役者」。1958年に開催されたスイスのルガノ国際版画展でグランプリを受賞し、山口源は、国際的な版画展でグランプリを受賞した初の日本人となりました。今もアトリエのあった江浦のあたりには顕彰碑がひっそりと建立されています。
さて、そんな山口源を顕彰する事業として、「山口源新人賞」の受賞者を講師に迎え、版画体験ができるプチワークショップが12月12日に開催されます!13時から30分おきに計7回の開催。受付は12時からだそうです。会場はららぽーと沼津の沼津コート。
このワークショップは国際的にも評価された版画家「山口源」が携わった版画芸術を実際に体験してもらうことで、版画表現の楽しさや幅広さを知り、版画制作や鑑賞への興味につなげて、山口源の表現世界への理解を深めてもらうことにあるそうです。
山口源の作品は、沼津市庄司美術館「モンミュゼ沼津」に多数展示されているので、ワークショップに参加しなかった人もぜひ!
以前、モンミュゼ沼津の副館長に「山口源の作品は、抽象的なものが多く理解するのは正直難しいと思います。でも、最初からわからないと決めつけずに作品を目の当たりにし、溶け込んでいくときっと何か伝わるものがあると思いますよ」と教えてもらいました。
沼津が誇る版画家山口源。まずはワークショップでその版画道の入り口を体験してみましょう!