連載「井戸端会議のススメ」第2回 井戸端会議との出会い

ライター:numa2 numa2

お隣さんからいただいた完全無農薬の菜の花とネギ。








脱腸疑いで毎日逆立ちをしていましたが、疑い晴れました。
どうも、三津夫です。

今日は、僭越ながら、わたくし三津夫について少しお話をさせていただきたいと思います。

名前は三津夫(みつお)と申します。相田みつをさんより、どちらかというと、せんだみつおさん寄りです、ナハ。

どうぞ、みつおと呼んでください。









大好きな場所からの卒業 そして”おためし移住”へ









わたくし三津夫は、令和2年1月半ばより、沼津市内浦三津に「おためし移住」をさせていただいております。

なぜ、おためしを移住?いや、移住をおためし?

良く聞かれることなんですが、その理由のひとつに「住んでいた場所が好きすぎてヤバイ」と思ったという事があります。約8年間、横浜のとあるシェアハウスに8人の愉快な住人たちと一緒に住んでいたのですが、もうそれはそれは居心地がよくて。





リビングから毎日眺めていた景色。樹齢100年以上のタブの木の上にツリーハウスがありました。








夜中2時まで、韓流ドラマを一緒に見る生活を一週間続けて、みんなフラフラで出勤したり。

結婚式には、友人というより親族の気持ちで出席して泣いちゃったり。

ツリーハウスでプロポーズ大作戦なんかもありました。










家族でもない、恋人でもない、従兄弟のような関係の人たちと暮らす距離感、それはそれはたまらなく心地がよくて、毎日楽しくて仕方がありませんでした。

しかし、いつしかそれは、愛着というより執着に変わっていきました。

まるで、ドロドロの昼ドラのように「あなたのことが大好きで苦しい」というふうに。

”この場所以上に素敵な場所なんてあるはずがない”
と、思えば思うほど、なんだか前に進めない、とらわれているような感覚がありました。こんな事を感じるのは、おそらく私には少し変人の要素があるからでしょう。

でも、ある友人が言ってくれました。
「世界中に大好きな場所をたくさん見つけよう」と。

そんな時に出会ったのが、この美しい沼津の海でした。










生活のなかに海がある暮らしにずっと憧れていたわたしは、なんだかこの土地に呼ばれているような気がしちゃったんです(え?呼んでない 笑?)。

ハワイのラグジュアリーなワイキキビーチより

湘南のハイセンスな江ノ島海岸よりも、

沼津の海は、住んでいる人たちの生活にとても自然なかたちで溶け込んでいて、さりげない優しさのようなものがあるなぁと、わたしは思うのです。

そして、あれよあれよと不思議なご縁にも恵まれて、
気づいたらこの三津の土地に。
そして、名前まで変わっていました 笑。

そういうわけで、人生の次のフェーズへと移行するために、

三津の三津夫として生まれ変わるために、

導かれるように、沼津市内浦三津にやって来ました。





現在住んでいる三津の家から徒歩5分の景色。









井戸端会議との出会い





そして、わたしはここで、運命の出会いを果たします。
そう、それこそが、この連載のタイトルである「井戸端会議」。

今回の”おためし移住”は、よく考えてみると、実は約20年振りの一人暮らしでもあります。わたしはこれまで、いろんなカタチでいろんな人たちと一緒に生活をしてきました。

ある時は、なぜか、一度しか過去に会ったことのない友人のお母様とふたり暮らしをしてみたり。異国の地では、ルーマニア人の家族の家に一年半ホームステイさせてもらったり。そして、直近の8年間の愉快なシェア生活。

そのたびに、一緒に暮らした人たちと血の繋がらない家族のようになり、”家族っていろんなカタチがあってもいいんだ”といつも本気で思います。










そして、今回は本当に久しぶりの一人暮らし。





仲の良い友人はすぐ近くに住んでいるものの、やはり最初のうちは、正直なところ、なんともいえないさみしさがありました。

あまり意識していなかったけれど、

わたしは、これまで、周りにいてくれたたくさんの人たちに気づかず支えてもらっていたんだなぁと、しみじみ三津の海に沈む夕日を眺めたりして。

でも、そんな時に、ご近所に住む方たちが、まるでそれまで見たことのない珍しい生き物をみるかのようにわたしに声をかけてくれたのです。

「あらー、あなた、ここの家に住んでるの?どこから来たの?」





「このあたりは、昔は海だったのよ」





「燃えるゴミの日は月・木曜日だから。今からこっそり出しちゃってもいいわよ、ほらあそこ」

約一週間、家を留守にしたあとには、
「何かあったのかと思って心配しちゃったわー」なんて言われたり。





わたしが住んでいる地域は、80代、90代の人たちが多く住んでいるのですが、地球46億年の歴史から考えたら、みんな同年代のようなものです。

そんな何気ないご近所さんとの会話が、本当に毎日楽しくて、

気づいたら、毎日の井戸端会議に参加すべく、二階の部屋からご近所さんのスーパーストローラーの音に聞き耳をたてるようになっていました。

井戸端会議との出会いによって、この地球上にまた新たに家族ができたような感覚です。


そして、今日、ついに憧れのアレがやってきたのです!










ついにやってきた!憧れのアレ









「三津夫さーん、いるー?」

お隣さんが何やら私を呼んでいる。





「はーい!」と外に出てみたところ





「これ、わたしがそこの山で作ってる野菜なんだけど、食べる?」

きたー!!!!!と、内心、大きな心の叫びがはっきりと聞こえました。
夢にまでみた、このシーン。

移住者が一度は夢見る、このシチュエーション。
完全無農薬、採れたて野菜のさりげないおすそ分け。
しかも、今がまさに旬の野菜たち。

もう、生涯この土地で、三津夫として生きていく覚悟はできました!





しかも、極め付けのひとこと。





「三津夫さんって、平成生まれ?」

ひょー!!!!
嬉しすぎるじゃありませんか?
ひょっとして、今日は世界の終わりなんですかー?

その瞬間、お隣さんへの愛がマックスに溢れだし、その場で押し倒してチューしちゃおうかと思いました。

でも、1分後に冷静になって、眼科の受診をすすめたほうがいいかなと真剣に考えました。

大変長くなりましたが、

この連載「井戸端会議のススメ」は、わたくし三津夫の「世界中に大好きな場所をつくろう」という誰にも頼まれていない私のひとりプロジェクトのなかで、日々感じることを気まぐれにつぶやくコーナーです。(たぶん)




次回もお楽しみに。











ライター:numa2 numa2

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